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おくてん見聞録2015第2部 〜その5〜 曇華庵

私にとって「おくてん」と言えばこの方は外せません。小河内エリアの「曇華庵」、海野次郎氏です。
「水墨画を描きたい」って思ったことありますか?「ない。そもそも絵に興味なんて無い」ってヒトがこの記事を読む確率は「ゼロ」に等しいと思いますので、では「水墨画って何だ」と聞かれたらなんて答えたらいいのでしょう。

曇華庵「海野次郎展」「まだ若かりし頃、もはや真に水墨画を教えてくれる師はこの世にいないと言われた」そう語る氏と向き合ったのは何度目だろう。ならば自分で模索していく、そう決意するまでどれくらいの葛藤があったのだろうか、私には想像すらできません。
写真の右側の絵はその、まだ先の見えない葛藤の最中で描かれたモノだそうです。今の画風と比べてみても、その心象が如何に苦しいものであったか物語っているように感じませんか。暗闇なら諦めることもできたであろう、薄暗いこの世界の「光」はどこだ、どこを目指せばそれに届く…。人の心は強くも弱くもある、そんな言葉が浮かんでくるようです。

曇華庵「海野次郎展」左の写真は最近の作品ですが、これまた新たな模索が始まっている。一旦、風景として完成した画を、筆で、墨で、「打ち消す」という試み。単に風景を心象として描くだけでなく、一度「否定」することにより、より鮮明に浮き上がるモノ、重ねられた墨では消すことの出来なかったモノ、描き加えられる以前には見えなかったモノが見えてくるような、そんな気にさせます。
(「打ち消す」とか「否定」とかの表現も、あくまでも私個人の感想ですのであしからず

曇華庵「海野次郎展」それと最近増えてきている小作品がいいです。アクリルフレームとの組み合わせもGOOD!
なかなか、氏の大作となると部屋のインテリアとの相性がどうとか、我が家の大蔵大臣が許してくれないだろうとか、難しい面があると思いますが、これくらいのサイズなら衝動的に財布の紐を緩くしても自己判断できる範囲ではないでしょうかね

PS. 最近カキコしていても文体・表現が安定しません。むろん、今までそんな事もあまり意識していませんでしたが、せめて「です」「ます」調は心がけていたつもりです。が、気がつくと結構いい加減になっているようで…。気の向くまま、読み返しもせずアップしてしまう事もありますが、間違った事実や表現などありましたらコメントにて指摘くださるか、ささいな事と暖かく見守っていただけると嬉しいです

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◆海野次郎展[日本画・水墨画]
会場:曇華庵[奥多摩町川野73-17]
開催日:9月1日・5日〜8日・12日・13日・ 20日〜22日・26日〜29日
最寄駅等:バス停「峰谷橋」下車、徒歩4分
開場時間:12:00〜17:00
駐車場:あり(2台)
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